Mitsubishi Electric A800 Instruction Manual page 3

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 火災防止のために
注意
 インバータは、穴の開いていない(インバータのフィンなどに背面から
触れられないよう)不燃性の壁などに取り付けてください。可燃物への
取付けおよび可燃物近くへの取付けは、火災の原因になります。
 インバータが故障した場合は、インバータの電源を遮断してください。
大電流が流れ続けると火災の原因になります。
 ブレーキ抵抗器を使用する場合は、異常信号で電源を遮断してください。
ブレーキトランジスタの故障などにより、ブレーキ抵抗器が異常過熱し
火災の原因になリます。
 直流端子 P/+、N/- に抵抗器を直接接続しないでください。火災の原因
になります。
 取扱説明書に記載の日常点検および定期点検を必ず実施してください。
点検を怠って使用し続けると破裂・破損・火災の原因になります。
 傷害防止のために
注意
 各端子には取扱説明書に決められた電圧以外は印加しないでください。
破裂・破損などの原因になります。
 端子接続を間違えないでください。破裂・破損などの原因になります。
 極性(+−)を間違えないでください。破裂・破損などの原因になりま
す。
 通電中や電源遮断後のしばらくの間は、インバータは高温になりますの
で触らないでください。火傷の原因になります。
 諸注意事項
次の注意事項についても十分留意ください。取り扱いを誤った場合
には思わぬ故障・けが・感電などの原因となることがあります。
注意
運搬・据付けについて
 開梱時にナイフやカッターなどを使用する場合は、刃先でけがをしない
ように安全手袋を着用してください。
 製品の重さに応じて正しい方法で運搬してください。けがの原因になり
ます。
 製品の上に乗ったり重いものを載せないでください。
 制限以上の多段積をおやめください。
 運搬時は表面カバーを持たないでください。落下や故障することがあり
ます。
 据付け時にインバータを落下させてけがをしないよう注意してください。
 インバータの重量に十分に耐えられる面に据付けてください。
 高温面には据付けないでください。
 インバータの据付け方向は必ずお守りください。
 インバータが落下しないように、ねじでしっかりと固定して据付けてく
ださい。
 損傷、部品が欠けているインバータを据え付け、運転しないでください。
 インバータ内部にねじ・金属片などの導電性異物や油などの可燃性異物
が混入しないようにしてください。
 インバータは精密機器ですので、落下させたり、強い衝撃を与えないよ
うにしてください。
 LD 定格、 ND 定格 (初期設定) 、 HD 定格の周囲温度は− 10 〜+ 50 ℃ (凍
結のないこと) 、SLD 定格の周囲温度は− 10 〜+ 40 ℃(凍結のないこ
と)でご使用ください。インバータ故障の原因になります。
 周囲湿度は 95%RH 以下(結露のないこと)でご使用ください。イン
バータ故障の原因になります。 (詳細は
 保存温度 (輸送時などの短時間に適用できる温度) は− 20 〜+ 65 ℃でご
使用ください。インバータ故障の原因になります。
 屋内(腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト・じんあいのないこと)
でご使用ください。インバータ故障の原因になります。
2
 海抜 2500m 以下・5.9m/s
でご使用ください。インバータ故障の原因になります。 (詳細は
を参照してください。 )
 木製梱包材の消毒・除虫対策のくん蒸剤に含まれるハロゲン系物質
(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)が弊社製品に侵入すると故障の原因
となります。梱包の際は、残留したくん蒸成分が弊社製品に侵入しない
ように注意するか、くん蒸以外の方法(熱処理など)で消毒・除虫対策
をしてください。なお、木製梱包材の消毒・除虫対策は梱包前に実施し
てください。
配線について
 インバータの出力側には、進相コンデンサやサージ吸収器・ラジオノイ
ズフィルタを取り付けないでください。過熱・焼損の恐れがあります。
 出力側(端子 U、V、W)は正しく接続してください。モータが逆回転に
なります。
 電源を切った状態でも、 PM モータが回転している間は PM モータ接続端
子 U、V、W には高電圧が発生していますので、必ず PM モータが停止
していることを確認して行ってください。感電のおそれがあります。
 PM モータを商用電源に絶対に接続しないでください。PM モータの入力
端子 (U、V、W) に商用電源を印加すると PM モータが焼損します。
PM モータはインバータの出力端子 (U、V、W) と接続してください。
試運転調整について
 運転前に各パラメータの確認・調整を行ってください。機械によっては
予期せぬ動きとなる場合があります。

FR-A840-160K(04320) 以上は 2.9m/s
2
3
ページを参照してください。 )

以下
、振動 10 〜 55Hz(X、Y、Z 各方向)
2
以下です。
警告
使用方法について
 リトライ機能を選択するとトリップ時に突然再始動しますので近寄らな
いでください。
 操作パネルの STOP/RESET キーを押した場合でも、機能設定状態によ
り出力停止しない場合がありますので、緊急停止を行う回路(電源遮断
および緊急停止用機械ブレーキ動作など) 、スイッチは別に用意してくだ
さい。
 運転信号を入れたままアラームリセットを行うと突然再始動しますので、
運転信号が切れていることを確認してから行ってください。
 PMモータが負荷側から回されモータの最大回転速度を超える用途には使
用できません。
 3 相誘導電動機もしくは PM モータ以外の負荷には使用しないでくださ
い。インバータ出力に他の電気機器を接続すると、機器が破損すること
があります。
 トルク制御(リアルセンサレスベクトル制御)時に、予備励磁を実施し
た場合(LX 信号、X13 信号) 、始動指令(STF または、STR)が入力さ
れていない状態でも、モータが低速で回転することがあります。また、
始動指令を入力した状態で、速度制限値= 0 とした場合も、モータが低
速で回転することがあります。モータが回転しても安全上問題のないこ
とを確認して、予備励磁を実施してください。
 改造は行わないでください。
 取扱説明書に記載のない部品取外し行為は行わないでください。故障や
破損の原因になります。
注意
使用方法について
 電子サーマルではモータの過熱保護ができない場合があります。外部
サーマル、PTC サーミスタによる過熱保護を合わせて設置することを推
奨します。
 電源側の電磁接触器でインバータを頻繁に始動・停止しないでください。
インバータの寿命が短くなります。
 ノイズフィルタなどにより電磁障害の影響を小さくしてください。イン
バータの近くで使用される電子機器に障害を与える恐れがあります。
 高調波抑制のための対策を行ってください。インバータから発生する電
源高調波によって、進相コンデンサや発電機が過熱・損傷する恐れがあ
ります。
 400V 級モータをインバータ駆動する場合、絶縁強化したモータを使用
するか、サージ電圧を抑制するような対策を実施してください。配線定
数に起因するサージ電圧がモータの端子に発生し、その電圧によって
モータの絶縁を劣化させることがあります。
 パラメータクリア、オールクリアを行った場合、運転前に必要なパラ
メータを再設定してください。各パラメータが初期値に戻ります。
 インバータは容易に高速運転の設定ができますので、設定変更にあたっ
てはモータや機械の性能を十分確認しておいてからお使いください。
 インバータのブレーキ機能では停止保持ができません。別に保持装置を
設置ください。
 長期保存後にインバータを運転する場合は、点検、試験運転を実施して
ください。
 静電気による破損を防ぐため、本製品に触れる前に、身体の静電気を取
り除いてください。
 インバータ 1 台に複数台の PM モータを接続して使用することはできま
せん。
 PM センサレスベクトル制御時は PM モータ以外の同期モータ、 誘導モー
タ、誘導同期モータは使用できません。
 誘導モータ制御設定 ( 初期設定 ) のまま PM モータを接続したり、 PM セン
サレスベクトル制御設定のまま誘導モータを接続しないでください。故
障の原因となります。
 PM モータ使用時に、出力側の開閉器を閉じる場合は、インバータの電源
を ON した後に行ってください。
異常時の処置について
 インバータが故障しても機械、装置が危険な状態にならないよう、非常
3 ページ
ブレーキなどの安全バックアップ装置を設けてください。
 インバータ入力側のブレーカがトリップした場合は、配線の異常(短絡
など) 、インバータ内部部品の破損などが考えられます。ブレーカがト
リップした原因を特定し、原因を取り除いたうえで再度ブレーカを投入
してください。
 保護機能が動作したときは、原因の処置を行ってから、インバータをリ
セットして、運転を再開してください。
保守点検・部品の交換について
 インバータの制御回路はメガーテスト(絶縁抵抗測定)を行わないでく
ださい。故障の原因となります。
廃棄について
 産業廃棄物として処置してください。
 本取扱説明書に記載されている全ての図解は、細部を説明するためにカ
バーまたは安全のための遮断物を取りはずした状態で描かれている場合
がありますので、製品を運転するときは必ず規定どおりのカバーや遮断
物を元どおりに戻し、取扱説明書に従って運転してください。なお、PM
モータにつきましては、PM モータの取扱説明書をご覧ください。
一般的注意

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