Mitsubishi Electric A800 Instruction Manual page 30

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 モータ過負荷保護
モータ過負荷保護として電子サーマル機能を使用する場合は、Pr.9  電子サーマルにモータ定格電流を設定してください。
電子サーマル動作特性
Pr. 9=インバータ定格
の50%設定
∗1, 2
70
30Hz
以上
∗3
20Hz
60
10Hz
6Hz
0.5Hz
50
240
180
120
60
52.5%
105%
50
インバータ出力電流 (%)
(インバータ定格電流に対する%)
NOTE
• 電子サーマルの内部熱積算値は、インバータの電源リセットおよび、リセット信号の入力により初期値にリセットされます。不必要なリセットや電源遮断は避けて
ください。
• 1 台のインバータで複数台のモータを運転する場合や多極モータ、特殊モータを運転する場合などは、インバータとモータ間に外部サーマルリレー (OCR) を設置し
てください。外部サーマルリレーの設定はモータ定格名板の電流値に線間漏れ電流(取扱説明書(詳細編)参照)を加味してください。
• 低速運転する場合は、モータの冷却能力が低下するため、サーマルプロテクタまたは、サーミスタ内蔵モータを使用してください。
• インバータとモータの容量の差が大きく、設定値が小さくなるとき、電子サーマルの保護特性が悪くなります。このような場合は、外部サーマルリレーを使用して
ください。
• 特殊モータは電子サーマルでは保護できません。外部サーマルを使用してください。
• ベクトル制御専用モータ(SF-V5RU)を使用する場合は、サーマルプロテクタを内蔵しているため、Pr.9 = 0
• 電子サーマルでは、モータ温度を直接測定した過熱検出は行えません。
Pr. 9=インバータ定格の
100%設定
∗2
30Hz以上
∗3
20Hz
・ 動作領域
10Hz
  特性曲線より右の領域
・ 不動作領域
6Hz
  特性曲線より左の領域
0.5Hz
モータ保護用電子サーマル
をOFFしたときの特性
(Pr.9設定値を0(A)としたとき)
ト ランジスタ
保護のための
領域
∗4
100
150
230
モータの過負荷(過熱)を検出し、インバータの出力トランジスタの動作を
止め出力停止します。 (動作特性を左図に示します)
• 三菱製定トルクモータを使用する場合
(1) Pr.71 =
1、13 〜 16、50、53、54
域で 100%連続トルク特性になります。 )
(2) Pr.9 にモータの定格電流を設定します。

Pr.9 にインバータ定格出力電流の 50%の値(電流値)を設定したと

%値はインバータ定格出力電流に対応する%を表します。モータ定
格電流に対する%ではありません。

三菱定トルクモータ専用の電子サーマルを設定したときは、6Hz 以
上の運転においてこの特性曲線となります。

トランジスタ保護動作は冷却フィンの温度により動作します。運転
状況によっては 150% 未満で動作することがあります。
としてください。
に設定してください。 (低速
29
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